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練習問題
- PとQの平均点はRとSの平均点より5点高い。
- PとRの平均点はQとSの平均点と等しい。
(1)次のア、イ、ウの推論のうち、必ず正しい推論はどれか
- ア:4人の中で最も点数が高かったのはPである
- イ:QとRの点数の差は5点である
- ウ:PとSの点数の差は5点である
A:アだけ B:イだけ C:ウだけ
D:アとイの両方 E:アとウの両方 F:イとウの両方
G:アとイとウのすべて H:必ず正しい推論はない
(2)1. 2.に、3.「PとSの平均点はQとRの平均点より5点高い」という情報が加わった。
次のカ、キ、クの推論のうち、必ず正しい推論はどれか。
- カ:4人の中で最も点数が低かったのはRである
- キ:QとSは同じ点数である
- ク:RとSは同じ点数である
A:カだけ B:キだけ C:クだけ
D:カとキの両方 E:カとクの両方 F:キとクの両方
G:カとキとクのすべて H:必ず正しい推論はない
解答
(2)D
解説
論点は具体的な点数ではなく、4人の点数の差についてです。
未知数を減らすために、Pの点数を50点(もちろん60点でも何点でも構いません)とおいて考えてみましょう。
Pの点数を50、Qの数をq、Rの点数をrとします。
2.PとRの平均点はQとSの平均点と等しいより、
PとRの合計点はQとSの合計点と等しい がいえます。
よって、50+r=q+(Sの点数) この等式を変形すると、
(Sの点数)=50+r-q
また、1.PとQの平均点はRとSの平均点より5点高い より
PとQの合計点はRとSの合計点より10点高い がいえるので
50+q=r+(50+r-q)+10 この等式を変形すると、
r=q-5 となります。
これを用いると
(Sの点数)=50+r-q
=50+(q-5)-q
=45
これまでわかったことは以下のようなことです。
Pの点数 50
Qの点数 q
Rの点数 q-5
Sの点数 45
これを見ながら、順に検証していきます。
解説(1)
ア:4人の中で最も点数が高かったのはPである
Qが最も点数が高い可能性があり、これは必ず正しいとは言えない。
イ:QとRの点数の差は5点である
これは必ず正しい。
ウ:PとSの点数の差は5点である
これは必ず正しい。
よって答えはFです。
解説(2)
3.PとSの平均点はQとRの平均点より5点高い より
PとSの合計点はQとRの合計点より10点高い がいえます。
よって、50+45=q+(q-5)+10
この等式を変形するとq=45より、
Pの点数 50
Qの点数 45
Rの点数 40
Sの点数 45
と4人の点数の差が確定します。
これを見ながら、順に検証していきます。
カ:4人の中で最も点数が低かったのはRである
これは必ず正しい。
キ:QとSは同じ点数である
これは必ず正しい。
ク:RとSは同じ点数である
これは誤りである。
よって答えはDです。