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問題
それによると、東京都の総人口は2010年の 1330 万人から、数年間は横ばいで推移した後に減少に転じ、2100 年には 713 万人にまで減少。
年齢ごとに年少人口、生産年齢人口、老年人口と3つに区分すると、年少人口は、2010 年と比べ 2050 年に約 2/3、2100 年には約 1/3 に減少。
生産年齢人口も、年々減少し、2050 年時点で 631 万人(2010 年比で 3割減)、2100 年には 331 万人と、2010 年比で6割以上も減少。
老年人口は、2010 年の 268 万人から、ピークを迎える 2050 年には 441 万人と、 40 年間で約6割増加した後、減少に転じる。
2050 年以降は、すべての年齢区分で人口減少に転じるが、老年人口比率は上昇を続け、2100 年には、約 46%に達する。
(1)文中で述べられている内容と一致するものは、次のア、イ、ウのうちどれか。
- ア:2050年から2100年にかけて、東京都の年少人口はおよそ半減する。
- イ:2010年の東京都の生産年齢人口は、およそ900万人である。
- ウ:2100年の東京都の老年人口は300万人以下まで減少する。
A:アだけ B:イだけ C:ウだけ D:アとイの両方
E:アとウの両方 F:イとウの両方
(2)文中で述べられている内容と一致するものは、次のア、イ、ウのうちどれか。
- ア:2050年の東京都の総人口は1000万人に満たない
- イ:2010年から2100年にかけての東京都の人口減少率はおよそ46%である。
- ウ:2100年の東京都の年少人口比率は、5%以下である。
A:アだけ B:イだけ C:ウだけ D:アとイの両方
E:アとウの両方 F:イとウの両方
解答
(2) B
解説
まず文を読みながら、以下のように表に整理します。
2010年 | 2050年 | 2100年 | |
生産年齢人口 | 631÷0.7=約900万人 | 631万人 | 331万人 |
年少人口 | ③ | ② | ① |
老年人口 | 268万人 | 441万人 | 713×0.46=約328万人 |
総人口 | 1330万人 | 713万人 |
(1)解説
順に検証していきます。
- ア:2050年から2100年にかけて、東京都の年少人口はおよそ半減する。
②から①へと減少するので、これは文中の内容と一致する。
- イ:2010年の東京都の生産年齢人口は、およそ900万人である。
631万人÷0.7=約900万人
これは文中の内容と一致する。
- ウ:2100年の東京都の老年人口は300万人以下まで減少する。
713万人×0.46=約328万人
これは文中の内容と一致しない。
よって答えはDです。
(2)解説
- ア:2050年の東京都の総人口は1000万人に満たない
2050年の生産年齢人口が631万人、老年人口が441万人。
この合計だけで、631万人+441万人=1072(万人)であり、これは文中の内容と一致しない。
- イ:2010年から2100年にかけての東京都の人口減少率はおよそ46%である。
2010年の1330万人から、2100年の713万人まで、減少する人口は、
1330-713=617 より、減少率は、617÷1330=約0.46・・・より約46%
これは文中の内容と一致する。
- ウ : 2100年の東京都の年少人口比率は、5%以下である。
2100年の東京都の年少人口は、713-(331+328)=54
よって2100年の東京都の年少人口比率は、54÷713=約0.07・・より、7%である。
これは文中の内容と一致しない。
答えはBです。